Present State of Overseas Plantation-Forest Tree Improvement Beginning with Selection of Target Species-
Kazuya ItoForestry Research Institute, Research & Development Division, Oji Paper Co., Ltd
ABI
Abstract
海外植林の進展により,わが国に輸入される原料チップソースは徐々に植林木に置き換えられつつある。使用される木質繊維の量・質は製造コストに影響するとともに,製品の品質をも左右する。従って,自らが植栽する植林木の性質を左右できる育種は,コスト競争力,製品の差別化などにつながる重要な役割を担っており,近年その重要性が高まっている。海外植林の主要樹種であるユーカリやアカシアなどの早成広葉樹では,クローン植林の推進により成長性の向上が図られてきたが,単位面積当たりのパルプ収量の増大がさらに重要な育種目標の一つであり,容積重やパルプ収率といった材質の改良も重要である。さらに,これら樹種では比較的容易に種間雑種を作り出せるが,病気あるいは乾燥といったストレスに対する抵抗性を付与するため,優れた雑種が創生されている。また,早期に育種成果をあげるためには,育種年限の短縮が必要である。優れた個体を早期に選び出す手法の開発も進められている。
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