Inter-provenance Variation of <i>Abies sachalinensis</i> in Wind Damage
Wataru IshizukaForestry Research Institute, Hokkaido Research OrganizationHirokazu KonForestry Research Institute, Hokkaido Research OrganizationKazuhito KitaDohoku Station, Forestry Research Institute, Hokkaido Research Organization
ABI
Аннотация
北海道の主要造林樹種トドマツの産地試験地の一つが,2016年の台風によって甚大な被害を受けた。そこで,台風被害の程度に産地間差異があるかどうかを知る貴重な機会と捉え,被害実態調査を実施した。対象試験地は北海道南地域に設定され,被害時には37年生だった。調査の結果,直前に生存していた1,594本のうち被害は839本(52.6%)に観察され,その内訳は根返りが最も多く(被害木中47.7%),次いで幹折れだった。被害に関わると想定された候補変数を組み込んでモデル解析を行った結果,被害有無をよく説明する変数として産地が選択され,台風被害の程度に産地間差異があることが明らかになった。試験地から近隣の2産地(南・西産地)と最も遠方の産地(東端産地)に由来する個体は被害を受けにくい傾向が検出され,とくに健全率の産地間差異は最大で50ポイント以上(南産地72.6%,北産地20.4%)と明瞭だった。台風被害にみられた産地間差異には,地域性や風害抵抗性の違いが反映された可能性が推察された。
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